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歌舞伎

連獅子

お元気ですか?

皆さんは、「連獅子」という舞踊をご覧になられたことはあるでしょうか?

紅白の長い毛のかづらを被った、勇壮ないで立ちの二人の姿なら、

TVや写真などでご覧になったことがあるかもですね。

「連獅子」とは、能の「石橋」を歌舞伎舞踊化したもので、「獅子物」といわれるものの一つです。

親獅子が谷に仔獅子を突き落とし、駆け上がってきた仔獅子のみを育てるという故事を、狂言師の扮装の親子が演じて踊って見せます。

後半、この親子が獅子の精となり、狂いの合方にのって勇壮に狂い舞い、獅子の毛振りを見せます。華やかであり、豪快であり、見ごたえのある舞踊です。

色々な歌舞伎役者さんも踊っておられます。

それぞれのお家の特徴もあったりして、又、流派によっての違いもあります。

日本舞踊をお稽古している者にとっては、あこがれの演目でもあります。

私も高校1年生の時に仔獅子を演じました。毛振りの練習にと、浴衣を頭に巻き付けて行っていたのを覚えています。

それから34年後、今度は親獅子を娘と踊りました。

この時は、素踊りでしたので、毛振りはなかったのですが、素踊りで見せるという、また別の難しさがありました。HPの動画に、少しですが抜粋したものが載っています。よろしければ見てくださいませ。

今、歌舞伎座での「二月大歌舞伎」で、中村勘九郎さんと中村勘太郎君がこの「連獅子」を踊っておられます。今回、勘太郎君は、勘九郎さんの仔獅子を演じる最年少記録を更新されたとの事ですよ!

来週、これを観に行ってきます。千秋楽まであと一週間。勘太郎君の成長ぶりには、目を見張るものがあるので、とっても楽しみです。

現在、「連獅子」をお稽古されてるお弟子さんもいるので、私も勉強になります。

またご報告いたしますね。

それでは、また~

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