坂東玉三郎特別舞踊公演
お元気ですか?
二年振りとなる南座での「舞踊公演」先日観に行くことが出来ました。
八月は、 一、鶴亀
二、日本振袖始 の二本立てです。
鶴亀は、帝と鶴・亀のおめでたい日本舞踊で、今回のために京都で、冠や衣装を新しく設えられたそうです。そして、鶴と亀は、成駒屋三兄弟の中村橋之助・中村福之助・中村歌之助さんの日替わりです。
日本舞踊ではおなじみの曲ですが、格調高く華やかな舞台に見入ってしまいました。
日本振袖始は、玉三郎さんの岩長姫に、河合雪之丞(春猿)さんの稲田姫です。この公演ならではの顔合せです!また、素戔嗚尊を中村橋之助さんと福之助さんとで日替わりで演じておられます。
玉三郎さんの妖艶な姫からの大蛇、大蛇の分身たちとの一体感。私が観た日は、福之助さんの素戔嗚尊でした。一生懸命さが伝わってくる、相応しい舞台でした。
玉三郎さんは、
どうやって幕を開け、どうやって幕を下ろし、どうやってお客様を送り出すかまでが、劇場にお越しいただくお客様へ対する私たちがしなければならない最低条件だと思います。美術家・照明家・音響さんとも丹念に打ち合わせをします。それくらいのことをしなければ、劇場にいらっしゃるお客様に、夢の時間を味わっていただくことは出来ないと思っています。(坂東玉三郎インタビューより)
と、おっしゃっています。
その想いがひしひしと伝わってくる舞台でした!
観に行けて、本当に良かったです。