日本舞踊体験
お元気ですか?
久しぶりの投稿になってしまいました。
先日、外国の方が「観光体験」に見えました。
日本の伝統文化に興味があるので、京都に滞在している間に、伝統芸能的な事を体験してみたいと、
日本舞踊を選んでくださったのです。
はじめは、戸惑いながらも、一汗かかれました。筋肉の使い方が面白いとの感想をおっしゃってました。
「扇子」に興味があるということでしたので、扇子を使ってのお稽古に致しました。
記念に京都で扇子を購入して帰られるそうです。
彼が興味があるとおっしゃった「扇子」、「舞扇」なんですが、この「扇子」について、説明をしてみたいと思います。
「扇子」は、親骨・中骨・天・地・要・地紙 という名称の部分があります。
「親骨」は、2本の太い骨のこと。 「中骨」は、残りの8本の細い骨のこと。
「地紙」は、扇子の紙、「天」は、その紙の上のライン、「地」は、紙の下のラインのこと。
「要」は、骨10本を止めている中心のことを言います。
日本舞踊では、扇子を持って踊ることが多く、小道具として、色々なものを表現します。
例えば・・・徳利、盃、キセル、横笛、船の櫂、傘、杖、槍、刀、
また・・・波、雪、雨、落ち葉、花びら、風、馬、 など。
実演で、見てもらうとわかりやすいと思うのですが、想像できるでしょうか。
日本舞踊のお稽古の基本、お稽古始めと終わりに、舞台の上でする「おじぎ」の時にも、お扇子は必ず使います。
「扇子で結界をつくる」という意味になります。
また、これからも日本舞踊の基本的な事をお話していきたいと思っています。それでは、また~